セラミックスの曲げ強度試験

下の写真はアルミナ・ムライト質セラミックスの3点曲げ強度試験の様子です。
曲げ強度試験1

写真の様に試験サンプルの下2点を支持し、その支点間の中心1点に荷重を徐々に加えてゆき、試験サンプルが破壊した時の負荷が曲げ強さの数値となります。ちなみに各支点にはせん断作用による破壊を防ぐ為に緩衝材をはさみます。

曲げ強度試験2

ある程度の強度を予想し、それに基づいてかけてゆく負荷スピードを調整します。

ちなみにアルミナ・ムライト質のセラミックスはアルミナ%が多いほど(常温での)機械的強度が強いというわけではなく、ある程度の結合剤(SiO2等)があった方が常温での強度はあるようですし、素材の粒径や焼結度合(緻密さ)等にもよって強度は大きく変わってきます。