2012年1月30日

Si-SiCバーナースリーブφ120(φ104)xL600mm
上の写真はSi-SiC(反応焼結SiC)バーナースリーブ:サイズ外径φ120mm(内径φ104mm)x長さ600mm です。
Si-SiC(反応焼結SiC)は高強度・高熱伝導率・緻密質による高い耐酸化性能から、高性能バーナースリーブや、ラジアントチューブバーナーの内筒管/外筒管に使われます。
下の写真はSi-SiCラジアントチューブバーナーの内筒管で、サイズは外径φ80mm(内径φ66mm)x長さ1400mm です。

Si-SiCラジアントチューブバーナー内筒管φ80(φ66)xL1400mm
当社では、他社ではなかなか出来ない大型バーナースリーブも供給可能です。但しSi-SiC(反応焼結SiC)の場合は最高使用温度が1350℃ですのでバーナー部の最高温度をご確認の上お問い合わせ下さい。
大幸セラミック・工業用高機能SiC耐火物ページへはこちらから
カテゴリー: SiC耐火物の紹介 | コメントは受け付けていません。
2011年12月1日
以前「SiC棚板の裏側に支柱が引っ付いてしまうので、支柱の耐火温度が足りないのでは?」というご質問を頂きました。前回のブログの通り、アルミナ質支柱の耐火温度は1,500℃です。では支柱がSiC棚板の裏側に引っ付く原因は何かと言うと、支柱の方が原因ではなく、焼成時にSiC棚板の表面に生成されるSiO2(シリカ)が原因です。

SiC棚板裏側の支柱跡
焼成時にSiC表面が酸化されるとSiO2(シリカ)が生成されますが、SiO2は高温時はネバネバした状態で、常温になるとガラスのように固まります。その為、焼成を重ねるにしたがって棚板と接している支柱は引っ付きやすくなります。この引っ付きを防ぐには支柱の方にアルミナコーティング剤をこまめに塗るのが効果的です。
カテゴリー: SiC耐火物技術情報, その他耐火物技術情報 | コメントは受け付けていません。
2011年11月20日

アルミナ質支柱

アルミナ質L型支柱とSiC棚板
通常使われているアルミナ質支柱は、アルミナ約70%ぐらいで、耐火温度は1,500℃です(製造時に1,500℃以上で焼成しております)。圧縮強度も680kg/cm2 以上あります。
セラミック焼成に使われる支柱はこの手のアルミナ質支柱が一般的です。
I型・L型・サイコロ型 各種ございます。
カテゴリー: その他耐火物技術情報 | コメントは受け付けていません。
2011年10月21日
時折、「SiC耐火物は何年くらい使えるのか?」と聞かれる事がありますので、今回はそのSiC耐火物の寿命についてお答えいたします。

酸化物結合SiC(カーボランダム)棚板台車

Si-SiC(反応焼結SiC)ビーム組み台車
SiC耐火物の寿命を言う時によく「何年くらい使える物なのか?」と聞かれますが、専門的見地から言いますと、寿命は”何サイクル”という尺度で計ります。1サイクルとは”1回常温から最高温度まで上がりまた常温に戻る”事です。即ちトンネル炉では炉に入ってから出てくるまでで1サイクル、バッチ式のシャトル窯ですと1回窯に入れて出すまでで1サイクルです。
当然、毎日炉に入る場合と1週間に1回しか炉に入らない場合とでは耐火物の耐用年数は変わってきますので、お客様の使用頻度を完全に把握しない限りは年月では判断できません。
各種SiC耐火物の基準耐用サイクル
- 酸化物結合SiC(カーボランダム)=約300~600サイクル
- 再結晶SiC(Re-SiC)=約500~800サイクル
- 反応焼結SiC(Si-SiC)=約2,500~3,000サイクル
上記の数字はあくまでも1つの基準であり、当然ながら、SiC耐火物の形状、炉のヒートカーブ(昇温・降温スピード)、炉内の雰囲気(酸化・還元雰囲気等)、棚組みの仕方、焼成物の形状や重量、等々の諸条件によってSiC耐火物の劣化具合は大きく変わってきます。
又、SiC耐火物の寿命が来るとはどういう事かというと、SiCが酸化・分解されSiO2が生成され、SiC成分が減ってくることにより白っぽく変色し、膨張し、強度が下がり、曲がりや割れが発生することです(酸化され劣化した酸化物結合SiC耐火物の事例はこちらをご参照下さい)。
上記数値の通り、SiC耐火物の中では緻密質である反応焼結SiC(Si-SiC)が一番酸化されにくい性質から、一番寿命が長いです。
カテゴリー: SiC耐火物技術情報 | コメントは受け付けていません。
2011年9月14日
下のサヤ(匣鉢)は焼成温度1,350~1,400℃で使用された他社の物です。

他社製アルミナ・ムライト質サヤ(匣鉢)
ご覧の通り、割れと底下がりが起きています(底面真ん中の割れは底下がりによって出来た亀裂です)。
割れの原因は熱衝撃に対する耐スポーリング性能が使用条件に追いついていない為です。サヤ(匣鉢)の中いっぱいに小さなアルミナ製品等を入れて焼成すると、中の空間が少ない為温度が下がる時には中の製品はなかなか温度が下がらず、外側のサヤだけが先に温度が下がり、結果温度差でサヤが割れてしまうという事になります。
又、使っていくうちに底が下がってくるのは、サヤ自体の耐火度が足りない為で、焼成時の製品の重量による熱間荷重でサヤの底部分が下がってしまうという事になります。
難しいのは、耐火度を上げようとしてアルミナ%を多くすると価格も上がりますが、耐スポーリング性能が落ちてしまい、逆に耐スポーリング性能を上げる為にコーディライト質等を多く入れると今度は耐火度が下がってしまいます。
この相反する性質を克服し、耐火度と耐スポーリング性能をハイレベルで両立させたのが当社販売のアルミナ・ムライト質サヤ(匣鉢)です。

当社販売アルミナ・ムライト質サヤ(匣鉢)
特殊な低熱膨張率の原料を配合する事により、1,400℃の焼成にも耐えると同時に、熱衝撃にも強い材質になっております。
どの耐火物にも言える事ですが、コストを抑えつつ長く使用するには焼成条件に合った材質の選択が必要不可欠です。現在ご使用のサヤが割れたり、底下がりが早くてお困りの場合は一度当社までご相談下さい。
カテゴリー: その他耐火物技術情報 | コメントは受け付けていません。