酸化物結合SiC耐火物の材質 / 性能の違いと劣化の関係

SiC棚板を含め、SiC耐火物の最大の弱点はSiC自体が酸化されることにより劣化してゆく点です。材質が劣る他社SiC耐火物は耐酸化性能が劣り、炭化ケイ素(SiC)と酸素(O2)が反応しやすく、白っぽい二酸化ケイ素/シリカ(SiO2)が生成されやすいのです。

下の写真は台車のストラクチャーパイプの上にかぶせる他社製の酸化物結合SiCキャップの拡大写真ですが、SiC自体がかなり酸化され、触ると表面からボロボロと崩れていくくらいにもろく劣化してしまっています。

劣化した例
● 酸化され劣化した他社SiC耐火物

また、酸化されSiCからシリカが生成された他社SiCは色が白っぽく変わりサイズも膨張しています。

他社SiC当社SiC

大幸セラミックの酸化物結合SiC耐火物は他社製品と違い、SiC最大の弱点である酸化による劣化に対しても非常に強く、その高い耐酸化性能から、高性能/高耐久を実現しています。